2010年6月8日火曜日

先日会ったいい営業マン

 先日会った感じのいい営業マンの話。

 感じのいい営業マンは電話のアポイントメントでも話し方がやわらかく、適度にへりくだっていて、嫌な感じがしない。そういう電話をかけてくる人は、会ってもやはり嫌な感じはしない。

 その人はソフトウェアの開発を行う会社の人だったのだが、生憎とその人の紹介してくれた商材はまだこちらの必要とするものではなかった。こちらが何かいえば、それに対して新たな商材を次々と紹介できるのはもちろんのこと、それでいて、今すぐに買ってくれ、という感じを出さないのがよい。一回目の会談で物が売れるなんてまずありえない話である。

ガツガツしないこと

 まず第一に誠実な感じがした。そして、ガツガツしていない。かといって提案が弱いというわけでもない。
 初回にするのであれば、自己紹介と自社の強みの紹介。そして、訪問先の会社にとって需要のありそうな分野から、それから派生した業務、さらにはこんなことまで手がけています、といった紹介がいい。
 また、それらに興味を持ったら金額の提示、ということになるのだろうけど、もし金額に自信があるのであれば、この時点でちょっとした概算を出してしまうというのもいいかもしれない。

 結局その人とは、その後、何度か案件がありそうなときに連絡をして質問をしてみたのだけど、その案件が途中でなくなってしまったために取引をすることはなかった。それでも、何かまた機会があれば声をかけようかなと思わせるものがあった。それは2年ほど前のことだけど、未だに記憶に残っている。やはり、気持ちのいい営業をする人は記憶に残るのである。