2010年3月5日金曜日

今回は情報収集をさせていただくという趣旨ですので...

 何か、断りきれない営業を受けたときの断り文句である。

 会社のほかの部署の管理職から、以前その管理職と一緒に仕事をしていたことがあり、今は別の会社を立ち上げた、という業者を紹介された。
その管理職としては自分が懇意にしている人だから、仕事を与えたいという気持ちがあったのだろう。しかし、そのウェブデザイン会社は、こちらにしてみるとあまり必要のない業者であった。

 私の部署は、とにかくお金をかけられないので、多大なお金を要求してくるような取引はできない。ウェブデザインに関しては私もある程度はできるので、それでこなしているといった感じで、確かに大手デザイン会社がつくるようなスタイリッシュな感じは後退するが、一応無難に使えるといった程度は達成できている。それをデザイン会社が見ると、「直したい」と思うようで、こういった会社の営業電話はよくかかってくる。
外注に任せることができれば言うことはないかもしれないけど、今は必要ない、というのが会社の意見でもある。要は何百万もかけられないということだ。

 普通ならば会うまでもなく断るのだが、しかし、このように他の部署から「一緒にあってほしい」という感じで仕方なく会う場合もよくあることだ。本当はその場で断ってしまうのが一番いいのだが、相手はあれこれと食い下がってくる。何とか話を引き伸ばそう、次回も会おうと考えている。こちらも、まだ本題に入っていない(見積を出していない)うちは断り辛い。
結局何度か会うことになるかもしれない。だから、断りたいと思ったら、とにかく見積を出してもらうのがいい。そして、もらっておいて、社内で検討したことにして、次回会ったときか、もしくは相手がメールでこちらの動向を伺ってきたら、そのときに断ればいいのである。

 しかし、もっと手っ取り早く断るには、タイトルのセリフを使えばいい。

 「今回は情報収集をさせていただくという趣旨でお話を伺っておりますので、まだ実際に導入(契約)するかを検討する段階ではありません。この案件に関する問題が生じたときに再度検討いたします。」

などというといい。実際にその通りなのだから問題もない。

0 件のコメント:

コメントを投稿